『大和物語』―古文と解説、朗読

大和物語の概説

大和物語 (やまとものがたり)
………『伊勢物語』より後、10世紀半ばまで(951~2年以前とも)に成立されたとされる、物語と和歌による歌語り(うたがたり)。便宜上173段に分けられることが多く、執筆当時の貴族社会の歌物語を記した前半(140段まで)の後に、いにしえの歌物語を紹介する後半が続く。これを現在を描き出す「第一部」、伝説を描き出す「第二部」と捉えてもよいかも知れない。作者は不明。
………段落は完全にばらばらなものではなく、登場人物や内容によって関連性を持たせながら、主要な段落に副次的な段落を差し挟むようにして成り立っている。第一部は宇多法皇(うだほうおう)の周辺との関連性が濃く、また同時代の『後撰和歌集』に収められた和歌も多く含まれる。
………一方第二部は、当時の有名な和歌説話をまとめたような内容で、『伊勢物語』に収められた物語が取り込まれたり、「生田川伝説」「姥捨山伝説」など知られた伝説が収められている。
………後世や他者の段の差し込みがあったとも考えられ、当初の終わりも「一六九段」の「それに水くむ女どもあるがいふやう」というところで、執筆途中で打ち切られたように終わっていたのではないか、ともされている。このような物語の閉ざし方を、切断形式と呼ぶとか。
名称について
………『大和物語』は『伊勢物語』の影響のもとに成立した作品とされており、「大和」の名は「伊勢」に対する命名であるといわれている。しかし大和という名の女房が記した物語だから「大和物語」だとする説もあり、「大和」という題号がいかなる意味で付けられたのか定かではない。書名の由来については以下の諸説がある。(ウィキペディアより部分引用)
伝本について
………『大和物語』の伝本は、藤原定家・藤原為家・藤原為氏らによって書写・校合されてきた二条家本系統と、藤原清輔・顕昭らがその著述の中に引用した六条家本系統に大別される。現行で一般に読まれている本文は二条家本系統のものである。(ウィキペディアより部分引用)
「大和物語」(youtube版)
………「Tokino工房youtube出張所」の「大和物語」のコンテンツ。2018年初めに、ピアノ即興伴奏による朗唱的朗読を試みたのがはじめだが、その後アウトラインは譜面化して、全曲朗読を志す企画に変更。開始時よりはマシになったが、弾き語りのレベルがいたらずに、音程がさ迷いがち。耳の好い人は避けるべきかも。

『大和物語』 現代語訳と古文朗読

はじめに
………現代語訳と古文の朗読のコンテンツ。勅撰和歌集に収められた和歌などは、なるべく和歌の後に()で紹介を行っておく。人物の名称などは、臨機に歴史的人名に置き換える事もある。テキストと段は、小学館「新編 日本古典文学全集12」をベースに他を参照。段の名称はオリジナル。
『大和物語』 001段~010段
『大和物語』 011段~020段
『大和物語』 021段~030段
『大和物語』 031段~040段
『大和物語』 041段~050段
『大和物語』 051段~060段
『大和物語』 061段~070段
『大和物語』 071段~080段
『大和物語』 081段~090段
『大和物語』 091段~100段
『大和物語』 101段~110段
『大和物語』 111段~120段
『大和物語』 百二十一段~百三十段
『大和物語』 百三十一段~百四十段
『大和物語』 百四十一段~百五十段
『大和物語』 百五十一段~百六十段
『大和物語』 百六十一段~百七十三段

『大和物語』選集、古文と朗読

はじめに
………youtubeの練習的な朗唱朗読と共に、現代語訳と古文を掲載して、若干の解説を加えるもの。自分の作品ブログへのリンクになっている。
001段「などかみざらむ」
004段「たまくしげ」
七段「なみだは絶えぬもの」・十二段「春の夜の夢」
二十一段「柏木の森の下草」・二十五段「千代すぎにける心地」
二十六段「わが宿を見きとな言ひそ」・二十九段「をみなへし」
二十七段「なほも絶えぬか」
三十一段「見はてぬ夢」・」三十五段「大内山」・四十段「ほたる」
四十三段「飛騨のたくみのたつき音」・四十五段「心は闇にあらねども」
四十六段「いそのかみにて」・四十八段「春日の影なれや」・五十四段「しをりしてゆく旅」
五十六段「もと来し駒」・五十七段「人目まれなる山里に」
五十八段「黒塚(くろづか)」
六十段「燃ゆる思ひ」・六十二段「心はことにありけるを」・六十六段「いなおほせ鳥」
六十六~六十八段「としこの和歌」
七十段「うまやうまや」
七十一~七十五段「藤原兼輔の物語」

大和物語、リンク

「大和物語」(ウィキペディア)
………ウィキペディアの概説
三条西家旧蔵伝為氏筆本「大和物語」
………「やたがらすナビ」のなかの「大和物語」古文のコンテンツ。
「大和物語」
………「日本古典文学テキスト」のなかの「大和物語」古文のコンテンツ。

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