万葉集はじめての短歌の作り方

万葉集はじめての短歌の作り方

万葉集はじめての短歌の作り方
………『万葉集』のもっとも初心者らしい和歌を紹介しながら、短歌の作り方を覚えて行けたなら、短歌が詠めるようになるうちに、『万葉集』の和歌にも接することが出来て、すばらしいのではないかという手引きです。内容としては、おおよそ「はじめての万葉集」と補完関係にありますが、相互に独立していますので、短歌の作り方に興味のある場合はこちらだけを、万葉集にしか興味がない方は「はじめての万葉集」だけを読んでも、問題はありません。
詩の本文と現代語訳について
………ここでは本文と現代語訳について、句ごとの空白や、改行、段下げなどを行なっていますが、原文は漢文で連続的に記され、そのようなものは存在しません。幾つかの読みがある場合は「我(あが/わが)」のように、「/」で幾つかの候補を挙げている場合がありますが、もちろん諸説を網羅している訳ではありません。
………また、連続する平仮名に「かか」なら「かゝ」、「かが」なら「かゞ」という記号を使用するのと、「たび/\」(たびたび)「きり/"\す」(きりぎりす)とくり返し記号を使用するのは、執筆者が好みで行なっているものに過ぎません。詩の前に置かれる詞書きについては、本文のままの場合は「」を、現代語に改めるなど、執筆者の意図が込められている場合は『』を使用しています。
はじめての万葉集 (あるいは短歌の作り方)
………こちらは、『万葉集』の紹介をメインに置きながら、短歌の作り方も、紹介しているコンテンツです。名前がきわめて似ているのは、もともとが一体だったからに他なりません。順番としては、どちらが先でも構いませんが、本格的に短歌を作りたくなったら、現在いる「万葉集はじめての短歌の作り方」を中心に置いた方が、有効かと思われます。

はじめての短歌の作り方

短歌の作り方について
………テキストファイルでも構いません。電子ペーパーでも構いませんが、アコースティックが素敵なら、ノートブックと筆記用具を用意しましょう。後々の宝物とする時は、実体のあるものの方が、喜びにおいてまさることもあるようです。ただし短歌の本質は、口で唱えられる言葉にあるので、お好みの記述方法で構いません。チャレンジャーは、最初から音声で収録して、万葉時代の歌人を目指したって良いのです。
………もし一緒にやれる仲間があれば、一緒にはじめた方が楽しく進めます。ただし相手が「もう短歌はそろそろさよなら」と言ったからといって、喧嘩をなさらないように。詩は嫌々ながら紡ぎ出すものではありません。興味のない相手に、無理強いはしないでください。
………所々に「つかの間コラム」が挟んでありますが、これは直接本文とは関わらない無駄知識ですので、読み飛ばしても差し支えはありません。また最低限の「短歌の作り方」については、「その一」だけ読めば離陸できるかと思われます。
………なるべくですが、皆さまが実践する部分には、「水平線」を記しておきます。好奇心のある方は全部。ちょっとつまみ食いするだけなら、所々でも結構です。ぜひ実際に、ノートに短歌を記してみましょう。そのためにあるコンテンツです。
………実践の所に、サンプルのように短歌が置かれていることがありますが、必ずしも課題の答案を目指して作詩されたものではありません。細かいことは気にしないで、こんな詠み方もあるくらいに捉えてくだされば良いかと思います。もちろん明確に答案的な作品を執筆したものもあります。
………こちらの「万葉集はじめての短歌の作り方」で課題をこなしながら、「はじめての万葉集」の方では、課題を遣らずに、『万葉集』の短歌を詠むことに専念するというのも、お奨めの方針です。こちらをこなしていれば、あちらの課題は不十分、かつ不要なものに過ぎません。なぜなら、このコンテンツはもともと、あちらの課題そのものであったものが、膨張したものに過ぎないからです。
予習編
………このサイトでの表記の方法。短歌の形式や、修辞などを軽く説明。
万葉集はじめての短歌の作り方 その一
………その一は、あまり『万葉集』には関わらず、短歌を作ろうと思っても、どうしてもひと言も生まれてこないようなところから、一歩進めるためのコツを、紹介しているに過ぎません。
万葉集はじめての短歌の作り方 その二
………二回目は、言葉と表現について。実際に『万葉集』の短歌を利用しながら、表現への注意を加えつつ、引き続き短歌の作り方を、実践していこうというものです。内容は、「代名詞、および擬音語・擬態語」「主情主義」「感動詞など」「言葉のくり返し」など、より良い表現方法が中心になります。
万葉集はじめての短歌の作り方 その三
………三回目は、着想と作詩について。思いついた着想を、どのようにして短歌にしていくのか、初心者がおかしそうな間違いを眺めながら、さらなる実践を重ねていこうというものです。内容は「着想と作詩」「込めすぎ」「拾遺集より」などで、最後に初心者のお手本になるくらいの『万葉集』の短歌を「初学の手本」として紹介します。
万葉集はじめての短歌の作り方 その四
………ここからは、第二部にあたるでしょうか。短歌の形式と、修辞について、具体的に眺めながら、いにしえの表現であっても、私たちの作詩に、利用出来そうなところは取り入れて、さらなる表現を目指します。内容は、「形式」「倒置法」「比喩」「掛詞」「枕詞」「序詞」などです。
万葉集はじめての短歌の作り方 その五
………初心者用の短歌の作り方としては、これがまとめに当たります。「様式化」と「推敲」について考えながら、価値のある短歌を目指します。この部分は「はじめての万葉集」ではなく「ふたたびの万葉集」の冒頭に、関連する内容になっています。
万葉集はじめての短歌の作り方 その六
………第三部です。日常生活での短歌という所から、短歌以外の形式へと広がって、短歌の詠み方を基本に置きながら、さまざまな詩を詠めるようにしていきます。具体的には、短歌の亜流から、旋頭歌、長歌、連歌などの説明を行ない、俳句の成立を眺めます。
万葉集はじめての俳句の作り方 その七
………特別編「はじめての俳句の作り方」では、短歌と並ぶ、もっとも身近な詩型、俳句を詠めるようにします。ただし、不可解なあちら世界とは関わらず、私たちの当たり前の詩型としての俳句です。季語、切れ、主観と客観、写生など、基本的なことは説明してあるつもりです。
万葉集はじめての短歌の作り方 その八
………短歌から始める、現代語の散文による詩の作り方と、最終章でこれまでの詩の統括(とうかつ)を行ないます。
万葉集はじめての短歌の作り方 番外編「句切れ」
………短歌内の実際の「句切れ」とはどのようなものか、および教育機関での「句切れ」の無意味さについて考察したものです。メインコンテンツの副産物として生まれたもので、もっともわたしの足かせとなって、貴重な時間を奪い去った、その悲しみを込めてここに残します。
付録 「万葉集 初学秀歌」
………付録として、『万葉集』のなかから、初学者が手本とすべき、初歩の秀歌選を掲載します。学習の総仕上げという意味ではありませんので、自らがどのように詠んだらよいか分からない時には、いつでも参照するのが、理想の使い方かと思われます。もちろん、ここからはじめても構いません。
付録 「修辞法」
………付録として、おおざっぱに「修辞法」の分類を乗せておきます。
没原稿の作り方
………いくつか残っていた没原稿を、自分への見せしめのために残します。それだけの話です。

短歌と万葉集について

万葉集とは
………八世紀後半に成立したと考えられる、この国で最初の詩集です。後の勅撰和歌集のような均質的なアンソロジーとは異なり、その多様性が魅力であると言えるでしょう。そのうち、詩の形式としてもっとも多く使用されたものが、後の勅撰和歌集の時代に和歌と呼ばれ、今日短歌と呼ばれる、[五七五七七]による三十一字の形式に他なりません。
和歌と短歌について
………ここでは、大和言葉による韻文詩をひとまとめにして「和歌」と呼び、そのうち三十一字の形式のものを「短歌」と呼びます。一つの形式のうちの歴史的変遷に過ぎないものを、名称を変更して、近代のものだけを「短歌」とする態度は、いかに米粒一粒までも愛するような島国根性にしても、あまりにも小っちゃすぎて、その理由付けにしたところで、意味があるのやらないのやら、わたしにはさっぱり理解できないので、当サイトではそれとは関わりません。万葉集時代の短歌は、そのまま現在まで、歴史的段階を経てつながる物に過ぎません。
短歌の入門書籍?
………お金の無駄かと思われます。ネットで作り方でも検索して、あちらこちらと読んでみるくらいで十分以上で、それ以上のことは、何も得られないと思います。それより詩集でも買って読む方がおすすめです。ただ現代語で表現するとなると、今度はなんの価値もない日常散文を、字数に落としてはしゃいでいる人達もあふれかえっているような新世紀です。すぐれた作品としては、べつにブームを巻き起こしたなど関係なく、前世紀後半の『サラダ記念日』(俵万智)が一番あなたの短歌作りに役に立つかと思われます。
………近代の物でしたら、『みだれ髪』(与謝野晶子)。ただし詠むと文語調を真似したくなるかもしれませんが、もしこのように詠みたいのであれば、現代語ですばらしい短歌を詠める能力と、古文で文章が書けるくらいの能力を、身につけなければなりません。ただその詠まれている内容や、詠まれ方だけでしたら、わたしたちが現代語で利用するのに、なんの不都合もありませんから。
………近代あるいは現代的なスタイルの開始としては、『一握の砂』(石川啄木)があげられます。当時このような詠み方をする人は居ませんでしたから。どちらも「青空文庫」でも読めますので、余計なコインも必要ありません。(言葉の所をクリックするとリンクしてあります)

短歌の作り方なリンク

ウィキペディア
………「和歌」の解説
ウィキペディア
………「短歌」の解説
和歌入門のための引用集・資料集
………「やまとうた」のサイト内。短歌の作り方というよりは、かつて和歌を作るときに、どのようなことを言われていたかなどの参照に。
短歌の作り方
………使い物になるリンク先がなさすぎぜよ
ふき出しのレトリック
………「マンガ」で使用されるレトリックの紹介とあるが、非常に分かりやすく、詳細なので、修辞に興味が生まれたら、まずはこちらを眺めてみるのが良いかと思われる。

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