ふたたびの万葉集 (あるいは短歌の作り方)

ふたたびの万葉集 (あるいは短歌の作り方)

「ふたたびの万葉集 (あるいは短歌の作り方)」について
………「はじめての万葉集」では、『万葉集』全二十巻をはじめて眺める人のために、また短歌をはじめて作詩する人のために、日常の語りかけや日記を記すような日常的な散文くらいの、素直な叙し方で、整えられた短歌という観点から、初学者の手本とすべき和歌を紹介した。ここではさらに踏み込んで、前回眺めた和歌から、作品としての価値を有した、すぐれた作品へと移し替えるには、何が必要なのか、どのようにすれば、より良い短歌が描けるのか。そこに焦点を定めて、改めて全二十巻の和歌に、紹介を加えることにする。
詩の本文と現代語訳について
………ここでは本文と現代語訳について、句ごとの空白や、改行、段下げなどを行なっていますが、原文は漢文で連続的に記され、そのようなものは存在しません。幾つかの読みがある場合は「我(あが/わが)」のように、「/」で幾つかの候補を挙げている場合がありますが、もちろん諸説を網羅している訳ではありません。
………また、連続する平仮名に「がか」なら「かゝ」、「かが」なら「かゞ」という記号を使用するのと、「たび/\」とくり返し記号を使用するのは、執筆者が好みで行なっているものに過ぎません。詩の前に置かれる詞書きについては、本文のままの場合は「」を、現代語に改めるなど、執筆者の意図が込められている場合は『』を使用しています。
万葉集はじめての短歌の作り方
………「短歌の作り方」を知りたい方は、まずは、こちらのコンテンツをご使用ください。また、当コンテンツの導入の役割も果たしていますので、ゆとりのある方も、こちらから開始すると、『万葉集』にも『短歌』にも親しみ易いかも知れません。
はじめての万葉集
………「ふたたびの万葉集」はこちらの「はじめての万葉集」の続編になっています。どこから読んでも構いませんが、はじめを読まないで、途中から読むのは、ちょっと損した気分です。

ふたたびの万葉集

ふたたびの万葉集 その一
………巻第一から巻第二までの和歌の紹介、およびさらなる短歌を目指すための、いくつかの指標など。
ふたたびの万葉集 その二
………巻第三から巻第四までの和歌の紹介。初めの二巻の続編とも考えられている。
ふたたびの万葉集 その三
………山上憶良と大伴旅人の影がつきまとう巻第五から、よみ人しらずな巻第七までの和歌の紹介。着想を中心に眺めましょう。
ふたたびの万葉集 その四
………年代順的歴史記述方から、ジャンルごとの秀歌集へと移行したような、巻第八、巻第九を紹介。
ふたたびの万葉集 その五
………後の勅撰和歌集時代の、万葉集理解の中心ともなった、四季の和歌である、巻第十を紹介。
ふたたびの万葉集 その六
………相聞とは恋の和歌のこと。「柿本人麻呂歌集」の怪しく光る、巻第十一、巻第十二を紹介。
ふたたびの万葉集 その七
………長歌による歌謡集かもしれない巻第十三、東歌を収めた巻第十四、物語めいた巻第十五、付録としての巻第十六を紹介。
ふたたびの万葉集 その八
………大伴家持の歌日記ともされる、巻第十七以降を紹介。
ふたたびの万葉集 その九
………これまでの掲載歌に、同じ階層に位置し、紹介しきれなかった和歌を加えて、全二十巻のアンソロジーとする。(自己確認。青ボールペンでラインを引いて、取らなかったものを加える。)時間の都合で、今は掲載不可能。
万葉集による間奏曲
………「ふたたびの万葉集」で初級編は終了です。次の「みたびの万葉集」では、中級編をお送りします。でもその前に、お暇な方は、「間奏曲」などいかがですか。
みたびの万葉集
………こちらは、お急ぎの方用。「ふたたび」の続編です。「間奏曲」は、文字通り「間奏曲」で、読まなくてもなんの差し支えもありません。ただの、万葉集の名歌の紹介に過ぎません。

万葉集なリンク

ウィキペディア
………「万葉集」の解説
和歌データベース
………「国際日本文化研究センター(日文研)」の中にある、和歌のデータベース。
訓読万葉集
………「やまとうた」のサイトの中の、鹿持雅澄『萬葉集古義』による万葉集を掲載したコンテンツ。
『万葉集神事語辞典』収録語一覧
………「國學院大學デジタル・ミュージアム」の中にある、いにしえの言葉辞典。
私設万葉文庫
………著作権切れの万葉集関連の文章を公開しているサイト。
たのしい万葉集
………今は多くの万葉集のサイトやブログがありますが、万葉集といえば、まずはここではないでしょうか。たのしく紹介されることこそ、もののはじめなれ。
万葉散歩 フォトギャラリー
………写真が豊富で、万葉仮名の一覧も見やすいです。
奈良県立万葉文化館
………奈良県高市郡明日香村にある、県立の文化館。

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