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朝鮮女(をんな)の服の紐 秋の風にや縒(よ)れたらん 街道を往くをりをりは 子供の手をば無理に引き 額顰(しか)めし汝(な)が面(おも)ぞ 肌赤銅の乾物(ひもの)にて なにを思へるその顔ぞ ――まことやわれもうらぶれし こころに呆(ほう)け見ゐたりけむ われを打見ていぶかりて 子供うながし去りゆけり…… 軽く立ちたる埃(ほこり)かも 何をかわれに思へとや 軽く立ちたる埃かも 何をかわれに思へとや…… ・・・・・・・・・・・
2009/02/28
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