鴨長明 『無名抄』−原文とその朗読

鴨長明 『無名抄』、その原文と朗読

『無名抄(むみょうしょう)』 朗読版
………鴨長明の歌論、あるいは和歌における随筆とも言える『無名抄』を、学究的原文ではなく、朗読のために記しおくもの。

『無名抄』の概説

無名抄(むみょうしょう)
………鴨長明(かものちょうめい・かものながあきら)(1155/1153-1216)が、『方丈記』の執筆頃、つまり晩年に記した和歌を論じた書物。恐らくは歌論書として首尾一貫して構成され、完成されたものではなく、和歌について随時記しためられたままの状態で残されたものかとも思われる。俊恵をはじめ自らの師たちの話を詳細に記すのは、それを不特定の誰かに伝える意志もあろうが、あるいは具体的に和歌を教えるに際して、参考書がてらに使用したものではないかとも思われる。わたしには分からない。ついでに、陳腐な者どもに自慢話として取り扱われがちな、自らの和歌のことについても、むしろある程度の名声を確立したものの、淡泊な回想のように思われてならないのだが、それもまた、どうであったかわたしには分からない。ただその語り口が、方丈記と同様に、きわめて言葉をわきまえた人の語り口であり、朗読をするのが楽しくなる文章であることから、和歌に関わらず、古語を好む人々には、きわめてお勧めしたい随筆であることだけを、述べておこう。
写本について
………多くの写本を持つが、鴨長明自身の執筆にさかのぼれるか定かではない。特に各題目は、写本に際して便宜上付けられたものかもしれず、写本によってその題の分け方も、題目も異なったものが残されている。特に「和琴の起こり」と題された章は、実際は直前に出てきた「和琴」に関連して記された、一首の備忘的メモ書きに過ぎず、鴨長明がそのような題を立てたとは、思われないようなものである。写本としては、鎌倉時代の書写である「梅沢本」「呉本」などが古いものであるようだ。「梅沢本」は納められた桐箱に「無名抄 鴨長明真筆」と記され、重要文化財に指定されているものだが、真筆とは認められていない。

『無名抄』リンク

ウィキペディア
………「無名抄」の概説
ウィキペディア
………「鴨長明」の概説
e国宝
………「重要文化財」としての『無名抄』の写本。直筆ではないが、古文とはおおよそこのようなものであると、確かめるくらいでもいとをかし。
これは愚痴
………有益サイトのあまりに少なすぎるなり。

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