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いつたいそいつはなんのざまだ どういふことかわかつてゐるか 髪がくろくてながく しんとくちをつぐむ ただそれつきりのことだ 春は草穂に呆(ぼう)け うつくしさは消えるぞ (ここは蒼ぐろくてがらんとしたもんだ) 頬がうすあかく瞳の茶いろ ただそれつきりのことだ (おおこのにがさ青さつめたさ)
(一九二二、四、一〇)
[呪詛(じゅそ)] ・憾む相手に災いが降り注ぐように神に対して願うこと。
2010/3/16
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