芥川龍之介の生涯、小説と朗読

芥川龍之介(1892-1927)の生涯

芥川龍之介(1892-1927)の生涯
……1892年3月1日。東京にて生まれ、精神疾患の母に変わって母の実家で育てられ、11歳の時にその母が亡くなり、東京帝国大学英文科に入学し、1915年には芥川龍之介のペンネームを使って「羅生門」を発表。夏目漱石邸を訪ずれ、やがて小説家の道を進んだ龍之介は、後年精神的負担から睡眠薬を飲み始め、1927年睡眠薬による自殺を果たした。その理由は「ただぼんやりした不安」だったという。

芥川龍之介の小説と朗読

「老年(ろうねん)」の朗読
……自分らの同人誌「新思潮」に1914(大正3)年に発表された処女小説とされる。しかし若さ漲る作品ではなかった、遊び人である房的(ふさてき)の末路を、そこはかとなく憐れに飾ってみた、さりげない作品である。
「羅生門(らしょうもん)」の朗読
……ひとりの下人が雨止みを待っていたという羅生門。そこへ登ってみると、死人の山の中に、婆さんが髪の毛を集めていた。今、婆さんと下人の、壮絶なバトルが始まる。(なんか違うな?)1915年(大正4年)11月に雑誌「帝国文学」へ発表だそうである。
「羅生門(らしょうもん)」の読書感想文
……これは、ある学生が「羅生門」を読んだときの読書感想文だとされている。まあ、それほど、目くじらを立てたものでもなし。わたしだってときどきは息抜きがしたいのである。
「猿(さる)」の朗読
……遠洋航海を終えた海兵の候補生であるわたしが、艦内での盗人の自殺しようとするところを捕まえて、その表情にびっくりいたし、人を獣みたいに捕まえようとしていた自分自身に、嫌悪を持って終わるという短編。自分らの同人誌である「新思潮」に、1916(大正5)年に発表されたもので、前年から門下となった夏目漱石に、この年「鼻(はな)」を絶賛される。
「葬儀記」の朗読
………敬愛する夏目漱石の葬儀の思い出。自らの同人誌「新思潮」に1917(大正6)に掲載。朗読は、古いものなので、いつもよりなおさらに下手です。

芥川龍之介に関するリンク

芥川龍之介 (ウィキペディア)
………ウィキペディアの芥川龍之介。生涯略歴など。
芥川龍之介 (青空文庫)
………青空文庫の芥川龍之介作品リスト。
芥川龍之介私的データベース
………詳細な年表や、作品紹介がある。

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